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1999.06.25 更新


1999年5月 < 1999年6月 > 1999年7月

時事ネタに「五・七・五」のタイトルをつけてTwistedコメントを書き込んでいこうとはじめたこのコーナー、月に1ページは必要ないかぁ?

9日( 日ざし浴び 死にゆくものを 見ていたさ
17日( 暑なって ついにバリカン 買うたった
24日( 4例め? いつまでニュースに なるのやら
25日( 雨の中 クルマで血抜きに 行ってきた

6月9日( 日ざし浴び 死にゆくものを 見ていたさ

夏ぅ〜って感じの午後1時半、週に1度の クルマでお買い物 から帰った駐車場で、激しくのたうちながらスロープを下ってゆくそのものを見つけた。
はじめのうちは官能的なテカりをみせていたそのものだったが、動きがにぶくなるとともに次第に艶を失っていった。
10分ほどの間に、お尻が止まり、胴体が止まり、頭だけがスティービー・ワンダーするようになった。
その頭の動きもだんだんと弱々しくなり、見つけてから15分たつ頃にはほとんど動かなくなっていた。
身体の色もかなりかわってしまっていた。お尻の方はほぼ土色。頭の方もだいぶ土色。ほとんど脳死判定を待つ段階にはいったかのようだった。

今、水かけたら、息吹き返すンぢゃろか?

クルマに常備している、1.5Lペットボトルを取り出し、キャップに2杯ほどの水をかけてやった。そのものの身体にはそれで十分なのだ。キャップ1杯だって、文字通り『浴びる』ほどの量なのだ。
一瞬、そのものの身体が潤ったように見えたが、水のほとんどはスロープを下りながらアスファルトに黒い帯を引いてしみ込んでいった。

30センチも離れていない土手沿いの雑草の根元を元気に動き回っていた黒蟻の1匹が、右往左往しているうちにそのものに行き当たった。黒蟻は、そのものの頭からそのものに這い上がり、平均台を渡るようにそのものの胴体を縦断し、お尻からまた地上に降りた。黒蟻はもときた道を土手の方へ引き返し、一枚の雑草の葉の裏に張り付いた。

仲間にえさを見つけたことを知らせて、みんなで運びはじめるんぢゃないのか?

黒蟻軍団がそのものに群がるところまで見届けたかったけど、見てる自分の腕に赤い斑点が出てきた。もぐらなおいらは肌が弱い。このまま紫外線を受けてると火脹れになっちまう。スロープを下る水が作った黒い帯もすっかり乾いた頃、溜め息をひとつついてアパートに戻った。

6月17日( 暑なって ついにバリカン 買うたった

早いもンで、あれ からほぼ7ヶ月、髪の毛のばしっぱなし。しかも今は夏。
「あぁ〜っ、もぉ〜、うっとぉしぃ〜い!」
レンタルビデオを返しにクルマで出掛けたついでに電気屋に寄って、『ホームバリカン』=4.980円也 を買ってきた。
前回、イタい目にあったンで、文明のリキに頼ることにしたのさっ。

家計簿つけて、早速、
「うぃいいいい〜ん・・・・・・・」

ものの30分もしないうちに、きれいなぼーずアタマのできあがりぃい。
軽いっ! 涼しいっ! 爽やかっ! 気持ちいぃ〜っ!

◯◯タ氏ぃ〜ぃ、いつでもバリカン持って刈りにいったるでぇ〜!

6月24日( 4例め? いつまでニュースに なるのやら

脳死判定→臓器移植の話。
もうぼちぼち、どぉでもえぇ話ちゃうン。

6月25日( 雨の中 クルマで血抜きに 行ってきた

きのうの夜は日付けが替わる前におネムになって、今朝は6時過ぎに自然にお目覚め。めずらしく健康的やン。
朝飯もちゃんと食ったし、テレビも面白くないし、せっかくやから血抜きに出かけることにした。(わかってると思うけど、献血のことヨ)

早いもンで、あれからもう半年もたったンやねぇ。
(今月、このパターンばっかやン)

以前は受付で
「今日はどうなさいますか?」
って、200mlか400mlか成分か、血抜きコースをきかれたもンやけど、最近は決まって、
「お時間がアレでしたら、成分献血お願いしたいんですが・・・」
とおしゃる。
輸入血液製剤が問題になってから、なるべく国内で原料調達しよぅってことなんかなぁ。
にも書いたけど、いっぺん出したもんをまた入れるなんてぇ・・・ねぇ。

いつも通り400ml全血コースを選んだけど、血圧はかって、比重検査してる間に、
(でも1ぺんぐらい成分やってみてもおもろいかもしれん・・・)
そうは思っても、いまさら変えるのも大人気ない(ハズカしい)ンで、今日のところはそのまま400ml全血。
針差したり、チューブをテープで押さえたりしてる時間を省くと、400mlパックは5分もしないうちに黒々とした液体でいっぱいになった。
こんな早かったっケ? あっけなぁ… このつぎは血液センターお勧めの成分コースにしてみよぉ。

前室に戻って、紙コップ自販機(お金を入れるとこはない)のカフェオレなんぞをいただいて、しばし休憩。
名前を呼ばれて受け付けにおもむくと、書き込みの終わった献血手帳を渡される。
ここで今までになかった展開がひとつ。
献血手帳の中にポストイット(それナニっ? ってヒトはいないだろなぁ)が貼ってあって、
          次回の献血は
          成分献血      8月20日より
          400ml・200ml  9月17日より
なんて書いてある。
「おいおい、いま抜いたばっかやっちゅのに、もう次の催促かい?」
て思うひともいるかもしンないけど、おいらは
「あ、こりゃイイですね」
なんてつぶやいてしまった。
知ってるひとは知ってると思うけど、血抜きって、1年間にできる回数とか、あけなきゃいけない間隔とかが決まってて、今はいろんなコースがあるからわかりにくいのよ。だからこうやってメモってもらえると、とってもありがたい。

献血手帳を受け取ると、例によって、記念品の歯磨きセットが出てくる。
前回、前々回の分をまだ使わずに持ってるおいらは、丁重にご遠慮申し上げた。

飲み残しのカフェオレをすすりながら前室を見回してると、もうひとつ新たな展開を発見。
          献血ポイントに応じて記念品をプレゼント!
          血小板成分 2ポイント、血漿成分 1ポイント、平日 1ポイント、予約 1ポイント
                                                          (予約は前日までに限ります)
なんぢゃそりゃ! カードでお買い物やないっちゅーねン!
そこまでして国内自給にこだわるっちゅーことかいな?


献血ルームの表やら前室やらには、芸能界を引退した松本恵(敬称略)のポスターもまだ貼ってあったりする。あの、ちょっとかすれた甘い喋り方が好きやったんやけどなぁ〜。



登場する社名・品名などは 、それぞれの会社などの商標とか登録商標です。たぶん。

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